山上 久夫 さん

バスケットボールにかけるシニア達の熱い思い。未来を見据えて。

オークランド大会に参加した感想

 ワールドマスターズゲームズ2021関西の開催決定を受け、その前哨戦として参加を決めたというバスケットボールチームのSAMURAI Senior Ballers。山上久夫さんは、その一員です。「日本の男子バスケットボールは、体格差もあってか、世界での力は今ひとつ。私たちが世界との交流を広げることで国内でのシニアスポーツを盛んにし、若い人達も世界へ目を向ける契機となれば。」と日本の男子バスケットボール競技の未来を見据える山上さん。その一歩として、国際大会での初勝利をめざし、オークランド大会に挑みました。
 結果は不戦勝1勝と4敗。しかし、身体のサイズが大きく違う選手とも、シニアの年齢カテゴリー(65歳以上)であれば戦えるという手ごたえを感じ、とても楽しむことができたそうです。この経験を活かして、山上さん達は7月のイタリアでのシニア大会で国際大会初勝利を実現しました。
 競技会場やゲーム後の交流は勿論、オークランド市内での交流も十分に楽しんだという山上さん。競技会場や市内では、関西大会参加に向けて情報収集をするたくさんの方々に出会い、関西大会への楽しみも増したそうです。
 また、オークランド大会のバスケットボール競技では、「GLORY LEAGUE」というゲーム撮影システムにより、試合後すぐに各参加者へゲームのビデオが配信されるだけでなく、ゲームの様子やボックススコアやショットチャートなどの各種スタッツも自由に閲覧することができるため、帰国後も楽しむことができたそうです。

2021年関西大会にむけて

 オークランド大会では、65歳以上のカテゴリーで参加したSAMURAI Senior Ballers。山上さん達は関西大会にむけて、「オークランド大会やその後のシニア大会で得た経験をもとに、関西大会では70歳以上のカテゴリーで参加し、海外のチームに勝利することを目標にチームメイト達と練習を続けていきます。オークランド大会で出会った方達との関西での再会も非常に楽しみです。」と意気込みを語ってくださいました。
 山上さん達の目標は、オークランド大会への参加で実現へと一歩近づきました。関西大会でも、更に実現へと近づくように、SAMURAI Senior Ballersの挑戦は続きます。